オリエンテーリングでは右図のような競技用地図を使います。
最も一般的な ルールでは、紫の△で示されたスタート地点から、
○で示されたチェックポイントを 順番どうり通過し、◎で示された
フィニッシュまでの所要時間を競います。
オリエンテーリングは地図上に示されたポイントを巡る競技です。
その地図はオリエンテーリング用に作成されたものを使います。
これは競技者がナビゲーションを行うために必要な情報が詰まったもので、
地図作成者がその足でほぼ全域を調査して創り上げるものです。
大会ではスタート直前に配られ、そこではじめて見ることができます。
なので大会参加の場合、地図については自分で用意する必要はありません。
この地図は、作図途中です。
これから森林、林の中の調査があります。尾根を上り、谷を下って走行可能度を調べます。
固有特徴物の、岩、土がけ、亀裂なども発見できると思います。まだずっと先のことです。
地図は、市役所や営林署、国土地理院などから入手するところから始まります。
ちょっと地図に知識のある方は 真北と磁北の角度に差があることをご存知と思います。
私の住んでいる福岡県では6度30分ほど 磁北が西へ傾いています。それを 磁北が
上に来るように傾き分 元地図を西へ傾けて作図をしているので 磁北が北で
オリエンテーリングできます。
あとは、ひたすら等高線、道路、建物など上からなぞって「O CAD」で作図をしていきます。
OLの地図が 一般の地図と違っているところは、建物や公園や道路などに名前が記入してないことです。
また、警察署、市役所、工場、など、地図記号でも書いていません。建物( ■ )で統一です。
詳しく記入するのは、オリエンテーリング走行の時、指標となる特徴物です。
田畑も、果樹園も同じではありません。また、田の畔は通行してはだめです。畦道とも言いますが、
地図には書いていません。
縮尺は、1:7500ですから地図上で1mmのものは、現地では、7m50cmとなります。
実寸で書くようになっていますが とても大変です。